11月29日に開催させていただいた、第5回びほくいきいきネット「医療と介護がともに学ぶ研修会 ―入退院時の連携の実際と課題-」へたくさんのご参加ありがとうございました。
研修会場前では、最先端の福祉用具として「排泄自立支援サービスD Free」「ロボットアシストスマートウォーカー」「ベット内蔵タイプ 見守りケアシステム」などの展示を行い、実際にどのようなものなのかメーカーの方々の説明とあわせて実際に体験していただきました。
研修会では、 市立三次中央病院 外来・入退院支援センターから看護師長の阿川純子氏による「入退院支援センター」のご紹介。 庄原赤十字病院医療社会事業部から医療社会事業課長の高橋百合子氏による入退院時の連携の実績と課題について。 三次地区医師会訪問看護ステーションスクラムから所長の福間かおる氏による事業所での取り組みのご紹介。 こぶしの里居宅介護支援事業所から介護支援専門員の横山里恵氏による「心を動かすコミュニケションの工夫」の発表をしていただきました。
また発表後に、発表者の方々に集まっていただき入退院時の医療・介護の連携の実情に関して意見交換会を行っていただきました。
以下に、研修会で実施させていただいたアンケートを掲載させていただきます。
これからも、びほくいきいきネットでは地域医療・介護の参考にしていただけるような研修会も定期的に行っていきたいと考えています。引き続き、びほくいきいきネットをよろしくお願いいたします。
【アンケート実施結果】
1.アンケート記入の職種。
薬剤師 | 4% |
---|---|
学療法士 | 2% |
介護支援専門員 | 46% |
介護福祉士 | 7% |
看護師 | 21% |
社会福祉士 | 2% |
福祉用具専門員 | 4% |
事務職 | 5% |
その他 | 9% |
2.この研修会には、どのような目的で参加されましたか。
- 入退院時の実際や薬剤師の役割について学び考えるため
- 入退院時にどのような情報を求めておられるのか知り得るために参加
- 入退院時の連携について学びたいと思ったから
- 入退院時にCMがどう関わったら良いかどういう事をすれば良いか学ぶため
- 入退院時の医療の連携について学びたいと思ったから。
- 入退院の連携について(対応の仕方)
- 入退院時の連携の取り方を学びたくて参加。
- 入退院の連携がどのようになっているか確認したいため
- 入退院時に病院側でどのような作業があるのか知りたかった。
- ケアマネジメント、入退院時の連携のため
- ケアマネージャーの資質向上につなげていくため
- ケアマネとしてまだ1ヶ月しか経っていません。情報の共有ということで必ず関わる機関でもあるため学びに来ました。
- 今後の参考にしたい。
- 三次地区の連携の進捗状態の現状を知るため
- 地域の入退院の状況を学ぶため
- 退院後の支援調整、情報共有、多職種連携をスムーズに行うヒントを学ぶため
- 実際の医療入退院支援がどのようになされているのか知る機会として参加
- 医療連携の必要性を日々痛感し業務しているため、興味深く、今後に生かしたと思い参加。
- 担当する利用者の方々が入退院を繰り返しています。スムーズに退院できるよう入院中も医療(病院)と連携し、こちら(在宅)からの情報もしっかり伝え、本人・家族ともに安心して退院できるような支援をしたいと考えています。
- 病院の連携の実際が知りたい。
- 医療連携を学ぶため
- 病院側がどのような方向を持っておられるか知ることが今後の連携に活用できる
- これまでの振返りと今後の支援に必要なことを学ぶため
- 老健で相談員をしていますが、病院からの紹介もあるので、連携について参考になればと思い参加
- 介護ロボットをみたかったため。移乗の際に使用できる介護ロボットが展示しているかと思ったのですが、今回はなかったので残念でした。
- 在宅介護を支えるにあたり参考になればと思いました。
- 病院と地域の連携、医療と看護の連携について現状や課題を知りたいと思い参加。
- 現状がどのようになっているのか知りたかった。
- 老健の経験、実情把握の為・・・今後の参考にしたい2年弱のため
- 施設から参加。今回は病院、訪問介護での入退院の流れがわかりました。
- 「介護ロボット」に興味をひかれたので
- 入退院支援室に配属され、間がないので入退院時の連携を学ぶため
- 医療・介護の現状
- 地域の流れを聞いてみたかった。
- 在宅医療・介護連携を進めるためのヒントを得るため。
- 三次・庄原の医療介護連携の現状や課題を把握していくため各立場よりの報告や意見交換を参考にしたいと思い参加
- 訪問介護の事業所の管理者として医療と介護の連携について情報を得るため
- 退院後ショートステイを受けることがあるので参考にしたい
- 医療と介護の連携のあり方の再認識
3. 研修内容に対する感想について(5段階)
4. この研修会全体を通して、得たものがありましたか。
- ありました!
- 入退院時や訪問介護、ケアマネの実際を知ることが出来た。
- どこにどういったアプローチが必要か考えることが出来た。
- 連携の実際を確認することができた。
- 本人、家族の意向や気持ちを伺う。コミュニケーション:向き合う、顔の見える場を持つ大切さを再認識し、医療と連携していく事を改めて考えた。
- 情報共有のためのポイント等が聞けてよかった。
- 病院の取組み、流れについて理解することができた。
- 医療と介護がともに連携について前向きにとり組んでいることがよくわかりました。
- 三次、庄原の医療の利用状況を知ることができた。
- 早めに連絡を取り、自宅環境に適したリハビリをして安心した自宅生活に戻れるようにしていきたい。
- 大変参考になった。本人、家族の意向も含め、わかりやすいシート作りをしていこうと思う。
- 質疑でそれぞれの立場での生の意見が聞けた。入院することは誰しもあることなので、うまく連携を図っていきたい。
- 病院のNS、訪問看護さんがCMからほしい情報が本人や家族の意向、キーパーソンは誰?家屋状況etcと話をされ、今後に活かしていきたいと思った。
- 自分自身介護職ですが、実際の医療入院退院支援がどのようになされているか知ることができました。
- 病院の中の仕組み、取組み、変化について知ることができ、今後の連携に活かせるものとなりました。訪看の心強さを改めて感じました。
- 医療(病院)と在宅両方の意見が聞けたことと気づきもあり、有意義な研修でした。
- 連携の内容タイミングについて要検討。
- 中病の「入退院支援センター」の詳しい内容がよくわかりましたが、「地域連携室」との具体的な違いとは?
- 細かいデータを見せてもらい、具体的に説明があり、よりわかりました。必要な情報の共有、交換について関わり方を密にとっていくことが大事。
- 情報共有⇔提供という部分で利用者にとって、利益となることを意識してお互いの良い関係を高めながら近くなっていく、近づいていくことが大切なのではないかと感じた。そういうことなのかを全員で得られたと思いました。
- 入院時、退院時の事務的な処理や連携。
- レスパイト入院を検討してもらえていること。
- 入院時の情報提供が少なかったことを思いました。事業所への退院時の情報提供の内容が少なかったと思いました。
- 顔の見える関係作り。
- 入退院支援センターについてより深く知ることができました。多職種との関わり方を考えるきっかけになりました。
- 一連の流れを把握出来ました。
- 医療機関や訪問看護に対して今まで情報提供を行っていたが、各々必要にされている初期情報を改めて理解することができた。CMとして関わっていく(利用者に)中で注意して支援していければと思う。
- 最近、退院カンファレンス時にDr.が参加されたり、往診されたりするようになったなぁと思っていました。そういうことを目指しているんだなということがわかり勉強になりました。Dr.とのハードルが少しずつ低くなっていくことをうれしく思います。
- 経過を知っていく事の大切さやどこで過ごしたいか本人と家族の思いや考えを知ることの大切さや変化をみていくことの大切さを思いました。
- ご本人様、ご家族様と信頼関係を築くことが大事。
- 多職種の連携がとても重要で顔の見える関係作りはとても大切だと改めて思いました。
- 病院での入退院支援センターの役割や実際の支援について知ることができました。
- 情報共有の大切さ、多職種の連携、顔の見える関係を作っていく。
- 専門職がそれぞれの立場でどのような情報を求めているか連携のタイミングも含めて知ることができ、今後に活かせる内容でした。
- 地域に出ていく。
- 入所者様の情報をしっかり得る必要がある。病院と施設の枠を越えて在宅への関わりがわかった。
- 地域連携室の重要性を学びました。高齢者が自宅で生活していくためのサービスがより充実することを願います。
- 当院は入退院支援室の位置づけが外来所属となっているので、外来の検査にもつき、その後情報収集しているので1各につき2時間かかる場合もある。入院支援(1日4名)しながら退院支援の面談などもしなければならないので、組織図の変更の検討が必要と感じた。仕事量が膨大で充分に患者様や家族と向き合えないので辛い面がある。(テーマに関連した内容でなくてすみません)
- 入退院時の流れ
- 医療と介護のつながりの大切さを感じた。
- 医療介護の現場レベルでの相互理解の重要性。
- 現状について色々な数字を含めてご紹介いただけた。
- 思いを色々お話しいただけた。
- 話を聞きながら、自分でも考えることができた。改めて本人の思い、希望の大切さを感じた。
- 貴重な機会をありがとうございました。お互いの立場の理解につながったと思います。
- まだまだ連携ができていない。
- 病院、ステーションの取り組みが少し理解できた。
- 医療と介護の連携のあり方の再認識。
5. その他研修内容等に関して、ご意見・ご希望等ありましたらご記入ください。
- 地域包括、介護在宅医療の連携に薬剤師があまり関われない現状があるので、薬剤師薬局として頑張りたいと思います。
- タイムリーな情報共有と体制化の為に多職種が一患者の人の記入できるソフトを利用。パターン化した連携ノートの作成、利用の推進を切に願います。
- メルマガ登録したのでまた参加させて頂きます。
- 一番大切にしている事は、どの関係機関も同じ考えをもっておられる事。
- キーパーソンの大切さ。
- 自立支援型のケアプランに関する研修会を庄原、三次で医療、介護を合同で行いたい。医療から学ぶ⇔介護から学ぶことが大切ではないでしょうか?
- このような研修はたくさん参加したいと思います。
- 医療との連携がある為、医療の意見が聞けるような場があればと思います。
- 地域から入院、退院から地域のところも(連携)もう少し知りたいです。(スライド)
- 薬剤の複数地にて複雑な薬剤管理。今後はどのように整理して頂けるのでしょうか(国に方針でも示されていると思うのですが)
- こぶしの里様の発表でしっかりケアマネさんの関わりがより伝わってきました。
- 退院時の関わりがよくわかった。
- 研修内容に対してはないです。当院では、心不全患者のリピート率が高いので退院1~2週間後電話でのモニタリングをし、問題あれば担当医に連絡しています。
- その他、関わったケースで退院後問題のある患者様(ex、ターミナル、転倒のリスクのある患者様、独居でサービスを拒否する患者様)なども退院後電話でのモニタリングで状態確認、相談、アドバイスなどをしています。(テーマに関連した内容でなくてすみません)
- 介護分野でも特に介護職の立場(訪介、通介等)の方も報告に参加された企画があればより連携の状況がみえるかと思います。
- スライドが見えにくく、環境をもう少し整えて頂けると幸いです。
- 自問ができなかった。方向性をコントロールされるのも大事だが自由な質問も大事だと思う。
- 事例検討、ロールプレイなど参加型の研修があるとうれしいです。
- 医、介に関わらず、コミュニケーション、スキルUP研修があるとうれしいです。